ニューヨーク在住者が教える、地下鉄「メトロ」情報 | 地下鉄の乗り方や、安全性についてご紹介! 

目次

はじめに|ニューヨークの地下鉄「メトロ」

ニューヨーク市内(マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス)の地下を週7日、24時間休みなく走る地下鉄、「メトロ」(Metro)。 5分〜15分間隔で電車が行き来するため、目的地までの移動手段としてニューヨーカー達に最も親しまれている公共交通機関です。 現在、ニューヨークで運行している地下鉄は全部で24路線。それぞれ色とアルファベット/番号で区別されいるため、パッと見て分かりやすいのが便利! 更にニューヨークの主要の観光スポット付近には地下鉄の駅があるため、徒歩と地下鉄でゆっくりペースの観光を楽しみたい方にもおすすめです。 今回は、最新のメトロの乗り方と、注意事項を中心に情報をお届けいたします。

NYの地下鉄

Pick up!|料金情報
地下鉄の片道料金(2025年6月時点の料金)
Single Rideメトロカード(1回分の乗車券):
改札1回入場につき3.25ドル

タッチ決済OMNY又はプリペイド式のメトロカード:
改札1回入場につき2.90ドル

※65歳以上の方、障害者、低所得のニューヨーク市民には特別料金が設けられています。

地下鉄のホームへの入り方は2通り

地下鉄に乗る際は、改札口の改札機にクレジットカード・デビットカードをかざす(非接触型決済)か、メトロカードを改札機のスリットにスワイプして、駅のホームに入ることができます。

①OMNY(クレカなどの非接触型決済)を使う
近年主流となっているOMNYは、スマホ又はカードを読み取り機(OMNY リーダー)にかざすだけで決済できる、便利な非接触型の決済システムです。現在、地下鉄の他にNY市内のMTAバス、JFK国際空港のエアトレイン、ルーズベルト島のトラム、スタテンアイランドの鉄道にも利用可能です。

★事前登録が必要!★
OMNYのシステムを使う為には、まずは公式サイトから、事前に決済対応可能のクレジットカード・デビットカード、又はスマホ・スマートウォッチの登録を済ませる必要があります。
OMNY公式サイト:https://omny.info/
クレジットカード等を登録したくない場合は、プリペイドカード「OMNY Card」を購入して、毎回チャージして使用することも可能。OMNY Cardは、指定された地下鉄の駅、又はWalgreens, CVS, 7-Elevenなどで購入することができます。

OMNY Cardの購入先を探すには、こちらの検索ページからご確認ください:
https://omny.info/retail-locations
もちろん、OMNY公式サイトでアカウントを作成すれば、カードとアカウントをリンクさせることによりオンラインでのチャージも可能になります!

OMNYのウェブサイト

OMNYのウェブサイト

改札機

💳改札にある改札機にOMNYで登録したクレカ等をタップ!



②メトロカードを使う
メトロカードは、各地下鉄の駅にある改札付近に設置された販売機や窓口で購入できます。 ニューヨークのお土産グッズのモチーフにも使われているカラフルな黄色が目印のカードです。30年以上もの間ニューヨーカーに親しまれていましたが、上のOMNYの主流化により、2025年12月31日に販売が終了となることがMTA(メトロポリタン交通局)より発表されました。 ニューヨーク旅行で地下鉄を使う場合は、手元に残るちょっとした記念品として購入してみるのも良いかもしれませんね!

メトロカードには種類がいくつかあります:
・1回分の片道乗車券、Single Ride
又は、
・プリペイド式カード

1. Pay-Per-Ride (レギュラー)
何回もカードをチャージできるのが特徴。1枚のカードにつき最大4人まで利用可能なので、ご家族やお友達でカードを使い回すことも可能!また、地下鉄からバスへ乗り換える場合は、乗り換えの間隔が2時間以内なら無料になります。
2. Unlimited Ride (乗り放題)
7日間又は30日間利用のプリペイドカード。最初にカードの利用を開始した日から、カウントが始まります。

メトロカード

2025年12月に販売が終了するメトロカード

販売機

OMNY(左)とメトロカード(右)の販売機

地下鉄の行き先・乗り換えについて

ニューヨークの地下鉄の行き先は、『ダウンタウン(マンハッタン)/ブルックリン方面』、 『アップタウン(マンハッタン)/ブロンクス・クイーンズ方面』に分かれています。 地下鉄を利用する際は、目的地を確認して、どの方面に向かうのか、どの駅で降りるかをしっかり確認することで、より移動がスムーズになります!

行き先の看板

☝️必ず行き先の看板をチェック!

市内にはまだ最新の設備にアップデートされていない駅や、古い車両を使っている路線もあり、行き先を示す電光掲示板が見当たらなかったり、地下鉄内のアナウンスが聞き取りにくいなどの問題にぶつかることも…! そのような移動のトラブルを避ける為にも、路線マップや運行状況を把握できるアプリをご利用ください。(このページの下に、路線マップ情報やおすすめのアプリを紹介していますので是非ご覧ください!)

なお、一度改札に入ってから地下鉄に乗り、他の駅で別の路線に乗り換える場合は、もう一度改札を通過する必要はありません。 地下鉄のホームには各路線(地下鉄の番号/アルファベット)へ誘導する看板が設けられています。 乗り換えの際は、EXITの標識ではなく、次に乗る地下鉄の路線の標識に従って移動してください。 

地下鉄は安全?危険?

ニューヨークの地下鉄では、多くの人が自由に出入りできるため、予期せぬ出来事やトラブルが起こることがあります。最近は警察の巡回強化や、ホームに係員を呼べるボタンの設置など、安全対策が進められていますが、利用者自身の注意も重要です。 人が少ない地域や時間帯に限らず、壁側付近に立つか、黄色い線の内側・ホームの中央付近で待つと安心です。また、スマホの画面に夢中にならず、イヤフォンを外すなどして、周囲に注意を払いましょう。

セキュリティのボタンの写真

👀駅のホームには係員を呼ぶボタンが設置されています

ニューヨークのメトロを更に快適に利用するためのお役立ちリンク (2025年夏版)

🚇メトロ路線図(2025年版)
https://www.mta.info/map/5256
スクリーンショットで保存しておいたり、印刷して手元に持っておくと電波が無くスマホが使えない所でも安心。

🔔公式MTAアラート、ニュースレター
https://cloud.info.mta.org/create-mta-service-alerts
MTA(メトロポリタン交通局)のニュースレターを購読したい場合は、メルアドを登録。 アメリカ国内で利用可能な携帯電話がある場合は、電話番号を登録しておけば リアルタイムで、路線の運行状況や、工事や事故などの緊急情報もSMSで受信することができます。

📱MTA公式アプリ
https://www.mta.info/guides/apps
ニューヨークの地下鉄、バスの運航スケジュールの確認をはじめ、工事状況など重要な駅の情報や、問題があった際に係員に報告できるシステムが搭載された公式のアプリです。 Google PlayやAppleのアプリストアから無料でダウンロード可能。

まとめ|安全に地下鉄に乗って、便利な移動を!

いかがでしたか? 24時間いつでも乗れるニューヨークの地下鉄「メトロ」は、市内に暮らす人々や観光には欠かせない、便利な公共交通機関です。 周囲の安全に気をつけながら、ニューヨーク市内での移動にぜひご利用ください。

#ニューヨーク #ニューヨーク地下鉄 #NYC #ニューヨーク市内情報 #ニューヨークの暮らし #メトロ


NEXLYって?

未来へとつながる、まだ見ぬ物語を。
Nexly(ネクスリー)は、「未来へのステップ」を意味する“Next”と、「人や情報をつなぐ」“Link”を組み合わせた、アメリカ・中南米に特化した総合情報プラットフォームです。旅先での出会い、現地での暮らし、キャリアの選択。世界のどこかで生まれる、小さなきっかけを大切に、今をつなぎ、未来をひらく情報を発信しています。現地に根差した日本語メディアと提携し、確かなニュースや地域情報を厳選。さらに、Nexly独自の現地取材によるレポートや特集記事も展開し、中南米のリアルな今を、より豊かに、立体的に伝えていきます。

Related post

Comment

There are no comment yet.