メキシコ古代文明遺跡の魅力まとめ!観光で知っておきたい3大文明
メキシコには、古代から栄えた文明の遺跡が数多く残っています。見渡す限りのピラミッドや石造建築は圧巻ですが、事前知識がないと「ただの石の塊」に見えてしまうことも…。
この記事では、メキシコ旅行でぜひ訪れたいマヤ文明・テオティワカン文明・アステカ文明の3大古代文明をわかりやすく解説します。遺跡の見どころや歴史背景を知ることで、観光体験が何倍も楽しくなります✨
1. マヤ文明の魅力と代表遺跡(チチェン・イッツァ)
グアテマラ: ティカル遺跡
マヤ文明とは、紀元前2000年頃〜900年頃に存在していたと言われる古代文明で、ユカタン半島を中心に、グアテマラやホンジュラスにも広がった高度な文明です。
📝文字や天文学、建築技術に優れており、当時の日本(古墳時代〜飛鳥時代)よりも進んだ文化が栄えていました。
📍 チチェン・イッツァ遺跡:マヤ文明の象徴
紀元600〜900年頃、約3万人が住んでいたとされる巨大都市。 観光で特に注目したい魅力は以下の3つです。
魅力① 都市設計の精密さ
(ピラミッド) (戦士の柱)
チチェンイッツァ遺跡には、道、入口、広場、球戯場、神殿などが体系的に配置され、都市全体から政治・宗教・経済が組み合わさった高度な社会構造が読み取れます。
建物の配置や規模には、宗教儀式や権力構造の影響が色濃く反映されています!遺跡を回りながら、位置関係にも注目してみてください。
カラコル(天文台)
マヤ文明では、建築 × 天文観測 × 暦が連動していると言われており、春分・秋分にはピラミッドに“光のヘビ”が見られます!
望遠鏡や金属器のなかったマヤ文明において、これほど精密な天文学が発展した背景には、文字や字の存在が大きいと言われています。
マヤ人が持っていた時間意識と長期にわたる歴史観や宇宙観が、観測や暦の体系化を可能にしたのではないでしょうか✨
魅力③ 建築技術
カスティ-ヨ
音がなる神殿:カスティ-ヨ
マヤ時代の建築技術に関して、手を叩くと反響して鳥の声のように聞こえる神殿や、巨大ピラミッドを石だけで建設した点が注目されます。
音がなる神殿(カスティ-ヨ)については、壁や天井、階段の形状や石材の配置が反響音に影響していると言われています。
しかも、これらの技術は鉄や複雑な工具もない時代に、すでに高度に計算されて実現されていました✨
2. テオティワカン文明の特徴と巨大都市遺跡
テオティワカン文明は紀元前2世紀〜7世紀に中央高原に栄えた古代最大級の都市です。
📝成立時日本は、弥生時代中期、最盛期は弥生時代から古墳時代の間のようなイメ-ジ!
📍テオティワカン遺跡:テオティワカン文明の象徴
メキシコシティの人気観光地であるテオティワカン遺跡。特に注目してほしい魅力を3つご紹介します✨
魅力① 規模の大きさ
約22㎢の広さを待ちます。(東京ドーム450個分、また東京ディズニーランドとシーを合わせた敷地の20倍以上です。)
ピラミッドや道路、広場などが整然と配置され、碁盤の目のようになっています。
ここから、単なる居住地ではなく、住宅・職人地区・宗教施設・水路・儀式空間など、多様な用途のゾーンが明確に区画されていたと言われています。
これは「古代の計画都市」として極めて高度な都市運営の証とされます。
この巨大都市を築いた民族は謎に包まれています。現在「テオティワカン」と呼ばれているのは、約800年後にやってきたアステカ族が後からつけた名前で、当時の文明の正確な名称はわかっていません。
また、衰退理由も不明です。人口減少や流行病などが文明衰退の理由としてよく挙げられますが、この巨大都市がなぜ放棄されたのか、現在のところ理由はわかっていません。
テオティワカンに残されている、文字や作品から、研究が続けられています👀
テオティワカンは、異なる民族・文化背景を持つ人々が一つの都市に混在していました。最大人口は20万人以上とも言われています。
それは、陶器技術・装飾のデザインにも見られると言われており、そして、これらの人々は宗教を通して共同体としてのつながりを持っていたと言われています。
🌸日本人とテオティワカン
テオティワカンの謎のいくつかは、日本人学者・杉田三郎さんの研究によって明らかにされました。特に、マヤ系のエリート層の存在を証明し、古代都市の政治や社会の構造を理解する上で貴重な手がかりとなっています。
3. アステカ文明の魅力とテンプロ・マヨール
アステカ文明は14世紀〜16世紀に栄え、首都は湖上都市テノチティトラン(現在のメキシコシティ)です。
📍 テンプロ・マヨール:都市の中心神殿
メキシコシティの中心地であるZócaloにある遺跡で、アクセスもしやすく、多くの観光客が訪れます。ここでは、アステカ文明の栄華を近くで感じることができます。
魅力① 発掘と博物館
現在は遺跡を保存する博物館が併設され、出土品や模型を通して当時の都市生活や宗教儀式を学ぶことができます。
彫刻や壁画、石の装飾など、精巧な工芸技術を見ることができ、アステカ文明の高度な文化を体感できます。
📝入場料:100ペソ(約850円/約5.5ドル)
※13歳未満の子ども、学生、教師、60歳以上の高齢者は、有効な身分証を提示すれば無料。メキシコ国民および在住外国人は日曜日無料。
魅力② アステカの水上都市文化
ソチミルコ:水上都市の名残
メキシコシティ一帯はもともと広大な湖沼地帯で、アステカの首都テノチティトランはその中心、テスココ湖の水上に築かれました。
神殿跡や都市遺構からは、湖上都市ならではの堤防・運河・チナンパ(浮畑)などの痕跡が見つかっており、当時の人々が水と共に生きた高度な技術と生活様式を実感できます。
都市化に伴い、水域の多くは姿を消しました。それでも、地名や駅名には当時の湖や川の名が残されており、かつての水上都市の名残を現代でも身近に感じることができます✨
魅力③ 都市設計の精密さ
テンプロ・マヨールは都市の中心にあり、広場や市場、行政施設と直結していました。
通路や運河でつながる湖上都市テノチティトランの都市計画の中で、神殿の位置は非常に重要で、宗教・政治・経済の結びつきを象徴しています。
4. まとめ:知識があると遺跡は100倍面白い!
科学と建築が融合したマヤ文明。謎に包まれた巨大都市を築いたテオティワカン文明。現代都市のすぐそばに残る湖上都市アステカ文明🌖
事前に歴史や建築・文化の知識を持って訪れると、遺跡の見え方がまったく変わります。メキシコ旅行をさらにワクワクさせるための必読ガイドです✨








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