【NY】没入型ミュージカル「MASQUERADE(マスカレード)」体験談|観客が歩き回る「オペラ座の怪人」

ニューヨークの没入型ミュージカル「MASQUERADE(マスカレード)」の体験レポ。入場パスワード、厳格なドレスコード、撮影ルール、観客が歩き回る「オペラ座の怪人」の世界観まで、実際に参加して感じた魅力をご紹介します。

目次

はじめに|眠らない街NYで体験する、新感覚のミュージカル

眠らない街、NY。夜のマンハッタンでは、たくさんのブロードウェイの公演が開催されています。

そんな中でも、TOPレベルにチケット代が高く、コアなファンが多く集まる新感覚のミュージカルが「MASQUERADE(マスカレード)」です。名作「オペラ座の怪人」を題材にした、体験型の公演です。

今回はある機会をいただき参加させていただいたので、この素敵な経験をシェアします。

入場まで|届いたのは「入場時のパスワード」

お申込み時に届いたのは、普段のコンファメーションメールとは一味違う、「入場時のパスワード」でした。これがいわゆるチケット代わりとなるものです。(ただ、私たちの日は人が多く忙しかったのか、予約名での確認でした。)

この段階から世界観が徹底されており、ワクワク感が増していきます。

私たちの枠は20:00から。建物の入口に集合時間の15分ほど前に向かうと、すでに列ができていました。並んでいる人は皆きれいな格好で、男性はスーツ、女性はドレスをお召しになっていました。

ドレスコード|黒・白・グレーのフォーマルと、アイマスクが必須

そう、このMASQUERADEは他のブロードウェイ公演と違い、厳格な「ドレスコード」があります。
具体的には、次のとおりです。

黒、白、グレー、またはその色の組み合わせのフォーマルな服装、カクテルドレス。歩き回るためヒールは無しで、必ずアイマスクを着用

アイマスクとは、飛行機内で着けるようなものではなく、仮面舞踏会のようなものをイメージしていただくと分かりやすいでしょう。

入場時にもらえるマスク

持参されている方のマスクがとっても素敵で印象的でしたが、たとえ持ってきていなくても、このようなマスクを入場時にお渡ししてくれます!公演中は着用必須です!!

館内の様子|荷物を預け、スマホのカメラにシールを貼って入場

建物内に一歩足を踏み入れると、自分がNYにいることを忘れてしまうような世界観が広がっていました。
・荷物預け: 荷物は、入場してすぐの場所で預かってもらいます!
・カメラにシール: 同じタイミングで、全観客はスマホのカメラ部分にシールを貼られます。撮影厳禁がどれほど厳しく徹底されているか、お分かりいただけるでしょう。

ロビーのような場所で数分待った後、同じくマスクを付けたクラークが、撮影のことや足元に気をつけることを何度もリマインドし、ショーが開幕しました。

開幕|バイオリンの演奏から始まる、圧倒的なパーティーシーン

最初はバイオリンの演奏から歌が始まり、扉が開いてショーが始まります。この始まりには本当に圧倒されました。

パーティーシーンから始まるのですが、近距離の役者さん、役者さんの華やかなドレス、きれいで壮大な音楽の大きな音と、細部まで凝っている反面、空間を存分に活かした広い内装。すべてが一度に入ってきて、一気に没入感が増していきます。

体験型の魅力|座席はなく、観客が歩き回る

MASQUERADEの、他のミュージカルとの一番の違いは、「座席に座って鑑賞する」のではなく、「観客が歩き回る」という部分です。これがまさに、体験型のミュージカルと呼ばれる部分です。

目の前に役者さんがいて、すぐ近くで歌唱力抜群の歌声が聞こえ、360度見渡しても崩れることのない世界観が広がっています。この境界線のない臨場感こそが、本作が放つ唯一無二の魅力と言えるでしょう。

物語の始まりで、シャンパンもしくはノンアルコールのドリンクがそれぞれ配られ、乾杯するシーンがあります。自分が主人公の一員と思えるような場面で、一気に仮面舞踏会に引き込まれます。

ストーリーと上映時間|名作「オペラ座の怪人」のあらすじ

ストーリーは、かの有名な「オペラ座の怪人」です。あまり多く中身を話すとネタバレになってしまうので、簡単なあらすじのみご説明します。

醜い容姿ゆえに社会から拒絶された怪人が、オペラ座の地下に潜み、歌姫クリスティーヌに異常なまでの執着と愛を抱くという悲劇的な大筋です。クリスティーヌを愛するラウルへの激しい嫉妬と、音楽によって狂い、美と醜が背中合わせとなった退廃的な世界、そしてクリスティーヌの選択と彼女を取り巻く環境の結末が見どころです。

・上映時間: 全部で2時間です。
・入場: 15分毎に入場の時間があり、一回あたりの人数は制限されています。

物語の中では回想シーンも多く、私的には難しいシーンもありましたが、主要人物たちの相関性だけでも押さえておけば、比較的お楽しみいただけます。

演出|建物全体が壮大な舞台に

観客はいくつもの部屋を移動し、役者たちもそれに合わせて駆け巡ります。「同じ役を複数の演者が入れ替わりで演じているのだろうか?」と想像を巡らせていましたが、間近で見る演者のお顔が変わらなかったので、どうやら一人の役者が一つのグループを一貫して担当しているようです。こんなに動きながら、観客の至近距離でも絶対に音程を外すことなく、圧倒的な歌唱力で見事に歌い上げます。

・ダイナミックな移動: 建物内の移動は非常にダイナミックで、エスカレーターで階を移動したり、時には開放的な中庭へ出たりと、建物全体がひとつの壮大な舞台のようです。

・参加型の演出: 観客を飽きさせない工夫が随所に凝らされていました。例えば、手渡されたバラを劇中で投げ入れるシーンがあったり、輪投げのようなアトラクションに挑戦して、成功するとショットドリンク(のようなもの)が振る舞われたりと、常に参加者を巻き込んでストーリーが展開していきました。

終幕|最初のパーティー会場に戻り、そのままバーへ

そして気がつけば、ストーリーの最後のシーンでは、圧巻だった最初のパーティーシーンの広い場所まで戻ってきていました。総じて大感動です。

終幕すると、そのままの流れでバーにたどり着きます。このエリアから写真撮影が許可されます!

バー

まとめ|歩いて体感する「オペラ座の怪人」

MASQUERADEは、座って観るのではなく、仮面をつけて物語の中を歩く、体験型のミュージカルです。ドレスコードや撮影ルールなど、事前に知っておきたいことも多い公演ですが、世界観にどっぷり浸れる、ここでしか味わえない体験でした。NY旅行の夜の過ごし方に、ぜひ検討してみてください。

MASQUERADE 基本情報

MASQUERADE(マスカレード)
📍 218 W 57th St, New York, NY 10019

⏰ 上映時間:約2時間(15分毎に入場)
💻 HP:https://masqueradenyc.com/
※最新情報は公式サイトでご確認ください

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